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父のひとりごと
りょうまの父が語る、ちょっと笑えて、ちょっと真面目な「ひとりごと」
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【746号】光とともに・・・⑪―自閉症児を抱えて―
本のご紹介No.7  

光とともに・・・⑪―自閉症児を抱えて―



20070622005502.jpg


【著 者】 戸部けいこ
【出版社】 秋田書店
【定 価】 798円(税込)
【初 版】 2007年6月30日
【その他】 コミック

この本を読んで感じたこと(⑪巻) 

11巻を読みました。
今回も色々と考えさせられる内容でした。

中学生となり、思春期に入った光君。もう子供の頃許されたことも世間一般では通用しない年齢になってきました。
特に異性に対する何気ない行動も、本人はたとえ違う意味での行動でも許されないことが沢山あります。
また本の中の光君の同級生の太陽君の方も、学校でのスキンシップによる逆効果が、本屋の店員の女性に対しての胸タッチという形で現われてしまいました。
りょうまも体はまだ小さいですが、年齢的には光君とほぼ同じ。やはりマンガの中のようなことでは済まされない現実も控えています。
その歳ごとに抱える問題もどんどん変化してゆくことがこのマンガでは分かります。
また当然のことではありますが、光君の両親の年齢も光君が大きくなると同時に歳を重ねます。また祖父母に関しては高齢者問題という現実も控えています。

とにかく様々な視点から描かれている『光とともに』。
これからも新刊を読み続けたいと思います。
戸部さん、これからも光君とその周りの人たちを描き続けてくださいね。
一読者として、是非とも宜しくお願いします。


当コーナーは、12巻以降も順次、発売次第ご紹介してゆく予定です。

                                          2007.6.22  りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

秋田書店のHPhttp://www.akitashoten.co.jp/index2.htmlをご覧くださいね。
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【735号】お仕事がんばります
本のご紹介No.20  

お仕事がんばります


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【著 者】 明石洋子
【出版社】 ぶどう社
【定 価】 2000円(税別)
【初 版】 2005年4月5日
【その他】 

この本を読んで感じたこと 

『ありのままの子育て』、『自立への子育て』に続き、シリーズ本の3部作の完結編『お仕事がんばります』を読ませていただきました。

現在の徹之さんの地域で当たり前のように暮らす姿は、“決して1日にしてならず”ということを感じさせていただきました。
お母様の明石洋子さんはもちろん、お父様、弟さん、地域の皆さん、そして多くの理解者(と言うよりも明石さん自身がそういう人たちを増やしていった)の皆さんのお力があったこと。
そして、ご本人(徹之さん)の仕事に対する積極的な意欲。
更に、それを実現させるために、“前例が無いなら作ってしまおう”という、筆者自身のポジティブシンキング。
更にそれら全ての継続。地道な活動などなど。

とにかく、全ての動きに頭が下がる思いです。
何だか読んでいるこちらも、ヤル気が起きてきます。

公務員になるまでの道のり。特に清掃局でのアルバイトの部分は、読んでいてグッと来てしまいました。明るく書かれていますが、親として辛いこともお有りだったでしょうに・・・。でも、常に前向きな部分は、私の中にスッと入り込みと共感してしまいます。


トップページに、『光とともに・・・』の戸部けいこさんのイラストで、明石洋子さんと徹之さんのステキな絵が描かれていました。2人の後ろに光君がいるのが、また良いですね^^。

明石徹之さんという一人の人間にも、とても魅力を感じております。
徹之さんの“結婚がんばります”宣言も、何だかいつか実現してくれそうな気がすると同時に、個人的には良き伴侶に巡り合って、是非してもらいたいです。(親御さんとしては複雑な気持でしょうが・・・)


最後にこの本(全3部作)に出会えたことを感謝しております。
明石洋子さん、本当にありがとうございました。


追伸。3部作を通して読ませていただき、ドラマ『僕の歩く道の』モデルは、徹之さんのご家族や周りの人たちの姿を、かなり参考にしていることを確信した私です。


                                          2007.6.8 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

ぶどう社のHPhttp://www.budousha.co.jp/booklist/book/oshigoto.htmで、をご覧くださいね。

【730号】自立への子育て
本のご紹介No.19  

自立への子育て





【著 者】 明石洋子
【出版社】 ぶどう社
【定 価】 1700円(税別)
【初 版】 2003年2月10日
【その他】 

この本を読んで感じたこと 

『ありのままの子育て』を前回ご紹介させていただきましたが、今回はその続編『自立への子育て』を読ませていただきました。

以前もお話いたしましたが、明石徹之さんは現在私の住む市で公務員をされております。そして、その徹之さんが幼少時代に過ごされたのが、まさに私もりょうまも育ったこの街(町内会)なのです。

そんな、不思議なぐらい偶然を重ねながら、現在徹之さんのご両親とは自閉症の人たちが地域でごく普通に暮らして行けるよう、月に一回程度の会合にご一緒させていただいております。
以前から、明石洋子さんのこのシリーズ本は読みたい読みたいと思いながら、機会に恵まれないままにここまで来てしまった私。
ですので、まさかご本人からこの本をいただけるとは考えてもおりませんでした。ありがたいことです。

さて、本の感想に参りましょう。
『ありのままの子育て』の第二段ということで、中学生以降の姿が描かれているのかと思っておりましたが、全く違う構成になっておりました。この本は、筆者の明石洋子さんが息子の徹之さんをどのような形で自立させていったのか、具体的に書かれています。
私も現在、様々なことでりょうまのこだわりや将来的なことを含め考えておりますが、先輩の明石洋子さんは、どのように実践されたのか大変参考になりました。もちろん、同じ自閉症でも100人いれば100人の個性があり、同じようにすれば徹之さんのようになれるかといえば、それは違うと思います。でもこの本の中から、たくさんのヒントを得ることができました。
下の文は、第6章の引用です。

地域の方たちにお話しするとき、10人いたら理解してくださる方は1人かよくて2人。反対に「迷惑だ」という人が2人。そして残りの6人は無関心。全員が理解してくれるなんて絶対にありません。1人でも理解してくださる人がいれば、十分。そしてその理解してくださる方を大切にきちんと誠実に付き合っていきたいと思います。その1人の人を獲得したくて、地域に出て行きます。


そうですよね、1人の理解者が地域での第一歩ですよね。この文章はとてもよくわかる気がします。でも、その1人の理解者がいるおかげで、頑張れるんですよ。親としてすごく共感です。
そして、1巻でも出てきましたが、弟の政嗣さんの存在の大きさを感じます。兄弟っていいなぁ~。りょうまに兄弟がいたらどんな感じだったのだろう?なんて思ってしまいました。
でも毎回読んで思うのが、明石洋子さんの前向きな方向への発想の転換。これは、何だか通じるものがあるんですよ。何だか考え方が似ているな・・・なんて、若輩者の私が思ってしまうのは失礼かもしれませんが、1・2巻を通して思ってしまいます。

これから、りょうまに対し様々なことを地域で教えてあげたいな。
この本を読んだ後、そんなことを考え、胸膨らませている私です。


明石さん、ありがとうございました。

                                          2007.6.2 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

ぶどう社のHPhttp://www.budousha.co.jp/booklist/book/jiritu.htmで、をご覧くださいね。

【712号】ありのままの子育て
本のご紹介No.18  

ありのままの子育て


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【著 者】 明石洋子
【出版社】 ぶどう社
【定 価】 1700円(税別)
【初 版】 2002年7月1日
【その他】 

この本を読んで感じたこと 

明石徹之さん。
自閉症のお子さんをもつ多くの親御さんが、この方をご存知でしょう。
徹之さんは、自閉症で重い知的障がいを持たれています。
そして、現在は川崎市にて公務員として働かれております。
私が徹之さんを知ったのは、7・8年前にNHKで放送されたドキュメンタリー番組でした。
当時、りょうまは4歳か5歳くらいで、りょうまの行動に対し日々対応をどうしたら良いのか苦慮していた時期です。
その時に観たNHKのその番組は、希望の光を与えてくれるものでした。
その徹之さんの幼少期の子育てに関して、母である明石洋子さんが書かれているがこの本です。
実はこの本、著者の明石洋子さんから直接プレゼントとしていただいたものなのです。
そう、明石さんと直接お会いしたのは、つい数ヶ月前。
もちろん私の方は以前より、徹之さんやお母さんの明石洋子さんのことを存じ上げておりました。
ところが嬉しいことに、明石さんの方もHPの『そよ風の手紙』をご存知で、“以前からお会いしたいと思っていたんですよ!”とのお言葉まで頂けました。
そして、お話しているうちに、明石さんご一家はとても近い存在であったことを再確認したのです。
実は私の住んでいるまさにこの町内会で、徹之さんは幼少期を過ごされていたのです。
ですので、この本に書かれている固有名詞の場所は本当に手に取るように分かりますし、私も子どもの頃遊んだ場所でもあります。
りょうまのばあちゃん(私の母)も幼少期の丸顔の可愛らしい徹之さんを商店街で見かけたことを覚えていました。
その印象はとても人気者で商店街の皆から声をかけられていた記憶があるそうです。

そんなこんなで、本の内容とはちょっとずれてしまいましたが、その明石洋子さんが書かれたこの本、先日の山口県への出張の航空機の中でじっくりと読ませて頂きました。

感想は山ほど有るのですが、航空機の中で何度込み上げそうになったか分かりません。何なのでしょう?この感覚は?
徹之さんの幼少時代の姿を読んで、どうもりょうまの幼少期と重なることが多く、色々と思い出してしまったこともあります。
でもその中で、悩み苦しみながらもいつも前向きでおられたお母さんの姿。何だか、その行動そのものは違うものの、考え方が自分と重なる部分が多すぎて、ビックリしてしまいました。
今は明るく前向きな明石さんでさえ、苦しみ悩んだ時期があったのだ・・・。特に、今ほど自閉症そのものを世間ではまだ知られていない時代に、本の中に書かれている多くの活動や行動をされて来たことは、頭が下がります。
本の中の、“「超多動」のおかげで、いろいろな方と知り合えた”という部分があるのですが、この一文を見ただけでも前向きさが伝わってきます。
佐賀時代のクラスでの懇親会での他のお母さんからの厳しい言葉に対してのお母さんの対応。ここでも航空機の中で感情が込み上げそうになりました。心から拍手を送りたかったです。
“てっちゃん”のクラスメイトや先生との係わりやエピソードも微笑ましく、どんどん“てっちゃんワールド”に入り込みそうになりました。

自閉症の人が地域の中で暮らすという、時代を切り開いて来た先駆者がいてくれたからこそ、今の時代があると感じています。
まだまだ課題があるのはこれから我々の時代で切り開いてゆかねばとも感じております。
“50は徹之に、50は地域に”この言葉の意味はとても深く感じます。

ぜひ、この本を皆さんにもお読みいただきたいです。
どんな HOW TO本より、心を打たれると思います。
読み終わった後、私のほうが「そよ風」を吹かせてもらった気がします。

明石さん、ありがとうございました。

                                          2007.4.27 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

ぶどう社のHPhttp://www.budousha.co.jp/booklist/book/arinomama.htmで、をご覧くださいね。

【700号】自閉症の僕が跳びはねる理由
本のご紹介No.17  

自閉症の僕が跳びはねる理由


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【著 者】 東田直樹
【出版社】 エスコアール
【定 価】 1680円(税込)
【初 版】 2007年2月28日
【その他】 

この本を読んで感じたこと 

この本のサブタイトルは、「会話のできない中学生がつづる内なる心」です。
そう、この本の著者の東田直樹くんは千葉県に住む中学2年生の自閉症の男の子。
既にこの、「本は父に語りかける」のコーナーでは東田くんの本の紹介は3冊目です。
何で、私が東田直樹くんの本の紹介をこれだけするかといいますと、是非皆さんにも彼の本を手にとって欲しいからです。
東田直樹くん自身が“筆談”というコミュニケーションで自らの気持や、思いを、そのまま伝えてくれています。
特にこの本は、自閉症の人がよく行なう行為等ついての全部で58の項目に対し、1ページずつ分かり易く、その理由や気持を語ってくれています。
私の場合、息子のりょうまがこんな時どんな気持なのかを再確認するために、後でこの本を取り出して再確認しています。
東田くん本人が語ってくれているので、本当にりょうまの気持に近づくことができます。
これからしばらく、私の本棚のいつも取り出せる場所に置いてある本になることでしょう。
しかし、この本の巻末で短編小説まで書いている東田くん。
その小説の文章力や感性も素晴らしいです。

                                          2007.4.6 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

エスコアールのHPhttp://www.escor.co.jp/naokisbook.html#tobihaneruで、をご覧くださいね。

【687号】ぼくらの発達障害者支援法
本のご紹介No.16  

ぼくらの発達障害者支援法


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【著 者】 カイパパ
【出版社】 ぶどう社
【定 価】 1680円(税込)
【初 版】 2005年9月20日
【その他】 

この本を読んで感じたこと 
2005年4月、「発達障害者支援法」が施行されました。
自閉症や、AD/HD、学習障害、広汎性発達障害をもつ人が安心して、しあわせに暮らしていくために「生涯にわたる一貫した支援」をということを主旨とした法律です。
この「発達障害者支援法」自体、著者をはじめとした多くの関係者方々の力が無ければ存在しなかったことは間違いありません。
この本は、発達障害者支援法の発祥・成立過程を分かりやすく解説するとともに、それに係わった議員さんや人々の署名そしてカイパパさんのインタビュー等を交えながら、同法を分かりやすく解説しています。

私もカイパパさんのブログに何回か訪問したことがありますが、そのバイタリティあふれる姿には、頭が下がります。なんだか力が沸いてきます。
今後この法を、発達障がいのある人たちにとって、形だけでなく現実に意味のあるものとして、どう生かしてゆくかがとても大事なことであると感じます。
これからが、我々地域社会に住む者の出番でしょう。
カイパパさんをはじめ多くの方々の努力を無駄にしないよう、全国の地域社会でのこれからの動きが重要であると感じた私です。

                                          2007.3.24 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

ぶどう社のHPhttp://www.budousha.co.jp/booklist/book/kaipapa.htmで、をご覧くださいね。

【668号】ヘルプマン!第7巻【介護支援専門員編】
本のご紹介No.14  

ヘルプマン!第7巻【介護支援専門員編】



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【著 者】 くさか里樹
【出版社】 講談社
【定 価】 540円(税込)
【初 版】 2007年1月23日
【その他】 コミック

この本を読んで感じたこと 
今回も6巻に引き続き、介護支援専門員編です。

人は誰しも老いる。
若い時は誰もそのことに気がつかない。
これからの日本の高齢社会は、どうなってしまうのだろう?
そんなことさえ感じさせられるコミックである。
特に、今まで経営者側にいて、利益だけを追求してきたその人が、倒れ介護状態になった時に、自分のしてきたことの矛盾にようやく気付く姿は、胸が痛い。

行政の融通の利かないルール。
介護保険法の真の意味における国の施策の本音と建前。
利用者がおざなりになる現実。
中心は利用者である、高齢者自身であることを、完全に忘れている。
現実にも多くこの様なことが起きていることは想像がつく。

高齢者問題は決して人ごとではない。
自分達の親もそうであるが、自らも含め誰もが直面する可能性がある。
「ヘルプマン!」は、全国高等学校の家庭科の教科書にも採用されたとのこと。
機会があれば、読んでみる価値はありそうだ。


コミックでありながら、様々なことを考えさせらるこの「ヘルプマン!」
8巻以降も順次ご紹介いたしますね。


                                          2007.2.23 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

講談社のHPhttp://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3520773で、をご覧くださいね。

【635号】格闘探偵団4・5巻走れ!タッ君
本のご紹介No.15  

格闘探偵団4・5巻走れ!タッ君


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【著 者】 小林まこと
【出版社】 講談社
【定 価】 540円(税込)
【初 版】 2006年1月23日
【その他】 コミック

この本を読んで感じたこと 

格闘探偵団というコミックの4巻と5巻のみご紹介いたします。
なぜこの2冊のみご紹介するかと言いますと、主人公(=タッ君)が、自閉症のこどもだからです。
主人公のタッ君は小学4年生。横浜市の愛の手帳(療育手帳)を持つ最重度の自閉症児です。
ひょんなことから事件に巻き込まれるのですが、このタッ君の行動がまさに自閉症の特徴をよくつかんでいて、驚いてしまいます。
でも、ほとんどが笑える場面ばかり。
最初タッ君の行動に戸惑う周りの人たちも、次第にその純粋さに心が引かれてゆきます。
決して、自閉症の主人公を馬鹿にしている描き方でなく、むしろ愛情を感じる描き方をしているのです。
作者の小林まことさんはどうやって、ここまで上手く自閉症児を描けたのか聞いてみたいです。身近に自閉症のこどもがいたのでしょうか?
タッ君の行動や服の着かたや表情等々・・・・どこかりょうまに似ているので、とても愛着を感じてしまう私(父)です。

今回ご紹介するのは、単なるコミックです。
ためになる本とか、そういうものではないと思います。
でも、なんだかスッと心に入り込む、そして読んでいると何だか笑いが出てくる不思議なマンガです。
個人的には、真面目な本もいいけれど、こういうのも好きだなあ~☆
                                          2007.1.12 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

講談社のHPhttp://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view_c.jsp?x=C&sakuhin=4051&mag_id=000030で、をご覧くださいね。

【600号】ヘルプマン!第6巻【介護支援専門員編】
本のご紹介No.14  

ヘルプマン!第6巻【介護支援専門員編】



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【著 者】 くさか里樹
【出版社】 講談社
【定 価】 540円(税込)
【初 版】 2006年7月21日
【その他】 コミック

この本を読んで感じたこと 
今回も5巻に引き続き、介護支援専門員編です。

介護支援専門員(ケアマネージャー)になった、ヘルプマン!の主人公のひとりである神崎仁。
腐りきった介護ビジネスの現実を目の当たりにし、おかしいと思い、一人で果敢に立ち向かってゆく姿に、何だか共感を覚えてしまう。
もともと福祉職を目指し、その職に就いた人たちは、「人のために役に立ちたい」という人がほとんどだと思う。
でも、時間が経つと現実と理想の狭間で、忘れてしまう・・・。
(これはどんな職業でも共通することですが・・・)
それを思い出させてくれたのが神崎の姿。
上司も先輩も敵に回してでも、自分の信念を曲げないその姿は、彼らに福祉職に就いた当時の気持ちを思い出させる。
変わってゆく(戻ってゆくかな?)上司や先輩の姿が、読んでいてもとても嬉しくなる。


2006年4月から改正された介護保険法。
予防介護のためとは名ばかり・・・。現実には国の財政施策の失敗で、改正された???まるで10月から完全施行された、障害者自立支援法のようだ。
我が家にも高齢者がいるので、この6巻は読んでいても考えさせられる内容だ。
友人の百太郎に言われた「だって、選ぶのはじじばばじゃん。」
まさにこの言葉が全てを語っている。
そう、主人公は、経営者でもケアマネでもなく「利用者」なのである。
一番大事なことがここに集約されている気がする。


コミックでありながら、様々なことを考えさせらるこの「ヘルプマン!」
7巻以降も順次ご紹介いたしますね。


                                          2006.11.17 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

講談社のHPhttp://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3520773で、をご覧くださいね。

【579号】ヘルプマン!第5巻【介護支援専門員編】
本のご紹介No.14  

ヘルプマン!第5巻【介護支援専門員編】



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【著 者】 くさか里樹
【出版社】 講談社
【定 価】 540円(税込)
【初 版】 2006年3月23日
【その他】 コミック

この本を読んで感じたこと 
今回は、介護支援専門員編です。

介護支援専門員(ケアマネージャー)になった主人公のひとりである神崎仁。
介護福祉士よりケアマネの方が楽をして高い給料だと思っていたのだが、現実は・・・・。
そんなところから5巻は始まります。
実際はどうだったのでしょう。
とんでもない予想外の現実がそこには待っています。

私自身はもちろん介護の現場も、ケアマネージャーの仕事もこのヘルプマンを見るまではあまり知りませんでした。
このマンガが全てではもちろん無いにしても、(こんなに大変なのか・・・)と感じました。
理想と現実。どこの世界にもありますが、福祉業界は特にギャップが大きいのかもしれません。

利用者のためのケアプランと事業所の利益との狭間で真の意味でのケアプランなどできないのかもしれません。
でもこれが今の日本の現実なのかもしれませんね。
理想と現実の両方の考え方が分かるだけに、何ともやりきれない内容でした。
高齢化社会がますます進んでゆくこの日本で、これからの福祉はどうなってゆくのでしょう?
そんなことも感じさせてくれた、第5巻なのでした。


コミックでありながら、様々なことを考えさせらるこの「ヘルプマン!」
6巻以降も順次ご紹介いたしますね。


                                          2006.10.21 りょうま父 

なお、さらに詳しく知りたい方は、

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